ネクサス トップ > 海外向けホームページ制作とは?
海外の市場を取り込むのは必然でありながら、踏み出せない理由は様々です。
グローバリズムとローカリズムの狭間で、中小企業は今、一体何が必要とされているのでしょうか。
この点における視点はたくさんありますが、ここでは海外向けの営業・マーケティングツールとしての、
「海外向けウェブサイト」に向けて話を進めていきます。
背景
まず海外市場について言及すれば、新興国の台頭、および富裕層についての話題が中心になります。
例えば世界の所得別人口構成における、富裕層はおよそ2億人。
そして中間所得層は15億人と言われており、中国が4億人、インドが2億人、インドネシアが8,000万人となり、市場規模は日本の約5倍と謳われています。
しかし未だ多くは、あくまで潜在規模としての指数であり、即タッチできるものではありませんが、
今後300年をかけて失墜していくとまで言われている、日本の国内マーケットに対し、これら成長マ―ケットは、やはりいずれ企業の生命維持市場となることでしょう。
この様な中海外に商品の魅力を発信し、海外に販路を広げていこうという動きが出てきているのは必然です。
アウトバウンドとして現地で売るメーカーや、インバウンドを代表する観光産業。
しかし、このような最近の日本の魅力を海外へといった動きも、2010年にて対応しているのはキャズムで言うアーリーアダプターなのかも知れません。

概して上向くことの無い経済事情において、あからさまな市場が拓けない限り、躊躇するのは至極妥当です。もっとも多くの企業にとって、未知数な海外進出において、大掛かりなプロジェクトは誰もが真似できるわけではなく、また、情報の断片(何年も続くはずもない知識や知恵)を元に戦略を組み立てることは不可能に近い現実があります。 さらに多くの前例・ノウハウはすぐに過去のものになり、当初煽られた不安でさえ誰も責任を取ってくれません。
よって、許容される範囲内での予算と期待値においてのみ企業は海外市場への進出を許され、今ひとつ核心に迫ることはできないでいるのが実情であり現状です。
一方で、日進月歩で新しい概念・秩序が生まれつつあることには、注意しなくてはなりません。
例えば、これからのウェブマーケティングの多くは、ソーシャルマーケティングを意味するものになります。
戦略計画とマーケティング・プロセスは、これまで他の企業の経験が影響を与えてきましたが、
これからはオンリーワンとしての施策が有効となる時代となってきたことは、いくつかの前例が示しているようです。これは、2番煎じが大きな利益を得ることは多くなくなってきたからです。(プラットフォーム型ビジネスを除く)
また現代はよく言われるように、良い商品を供給すれば売れた時代とは違い、商品は低価格で溢れ、不況で買い手市場です。 かつてのボーダーや秩序は崩れ、海外企業も入り乱れ、複雑に推移しています。
今後、企業には単独・単体でも現状を咀嚼し、解釈する能力が不可欠となってきています。
ここに至って、中小企業がとるべき行動は自ずと決まってきます。
発想のグローバリズム
海外向けのサービスとして、私たちはよく仕向け地を聞かれます。
特定の業種で無い限り、答えは自ずと全世界となります。
ターゲットが絞り込まれていないのでは と解釈されますが、果たしてそうでしょうか?
グローバリズムの実態とは、編成であり、統合と分化を意味します。
業態によりますが、俯瞰すると興味深い側面があります。
ここで、関連するかもしれない事象を2つほど挙げますので、今しばらくお話にお付き合い下さい。
グローバリズムはローカリズムと両輪をなすというのが、私たちの率直な結論です。
ここに、離散的なセル空間のモデリング手法により、分化、分離の理論的シミュレーションを示しています。
少々割愛させて頂きますが、左図は平衡状態でありながらこの状態は外に対して不安定であり、その中のわずかなセルの状態を入れ替えただけでこの空間構造は瞬く間に崩れさり、最終的には各クラスターに空間的に分化したパターンが形成されて安定することが報告されています。
局所的レベルでは50%以上という比較的緩やかな差異であるにもかかわらず、グローバルでは結果として極端な分化が起こるという事態がもたらされるということです。
歴史や慣性を概観すると、ガラパゴスと揶揄される日本において、このことはグローバリズムの一側面を表している とも解釈できそうです。
もっとも、これらは情報をめぐる政治の力学によって成り立っていることであり、実際に同じ日本において、中国に近い自治体が中国人観光客の取り込みに具体的な施策を行っていることも、無関係ではなさそうです。
また、例えば匿名性のmixiと実名主義のfacebookなど、当てはめてみても良いでしょうか。
今回のグローバリズムでは、越えられなかった、文化の慣性です。
何が融合し、何が分離並立するのか。一般で言われていることと、現場で実際起こっていることを、私たちは独自に解釈しないといけません。
これは平準化された知識先行型社会において、実際の現場の現象こそが真実であり、そこにしかないアドバンテージだからです。
またグローバリズムでは、同言語内における結びつきも顕著となります。
例えば近年インドにおける、アウトソーシングはすでにそのメリットは時差でしかなくなっており、コストの面ではメリットがなくなってきています。
つまり、価格差におけるメリットは急速に失われる傾向があるということです。
結局、これから海外へ進出する場合は、既存の国内ビジネスを基に、インターナショナルな環境で最適な状態に持っていかなければなりません。
ここにおいて仕向け地とは、実はボーダレスであり、ターゲット層と言い換えられます。
企業が海外へ乗り出す場合、私たちは以下の4要素を検討することを要求しています。
| 1、独自性オリジナリティ |
| 2、質 |
| 3、順番 |
| 4、スピード |
また、オペレーション段階で必要となる考慮項目は、
1、方法
2、仕組み化
3、集客
となります。
ここにおいて、ようやくウェブサイトの役割が決まってきます。
もっとも、ウェブサイトだけでビジネスが完結する場合は別ですが、多くの企業は先に実態としての先行ビジネスがあります。
ウェブサイトに持たせる機能を、考えてください。
海外向けのホームページ制作とは?
ビジネスがボーダレスになればなるほど、インターネットが重要であり、その逆もまた真です。
グローバルWebサイトは、Webページの多言語化だけでは不完全であり、国を超えて情報を発信し、PRにつなげていくことが、国内サイトとは違う点です。将来海外進出を考えている企業は、多言語のホームページを持つことは常識となります。
また、最近よく耳にするインバウンドビジネスは、毎年外国人観光客が増加していることが追い風となって生まれた言葉です。そういった日本に関する情報は、ほとんどがインターネットから配信されたものがきっかけとなっています。
そうしたことからも、海外向けのホームページ展開が必要とされているのです。
では実際に、具体的にどうすればいいのか? どんなWebサイトを作成すれば良いのか? 外国人はどんなことに興味関心を持っているのか? その外国人とは何処の人を差すのか? 英語のサイトを作ったものの、そこからどうしていいかわからない等といった判然としない疑問が浮かびます。
しかし、抱く発想の多くは間違ってはいないと見受けられます。特に、観光産業で求められているものは国内同様、情報の提供であり、突き詰めれば、コンバージョンとなります。
海外向けウェブサイトを、ビジネスポータルサイトとして活用するのです。
結論として多くの答えは、最も最前線にいる依頼者側が握っていることが多いのです。
サイト制作者は、ウェブサイトを制作するプロです。依頼者よりもビジネスの実態は掌握できません。
また、翻訳サイドにしても同じことです。翻訳のプロに、コンバージョンまでのプロセスを考えさせることは無理難題です。
しかし多くの海外向けホームページ制作は、ウェブ制作会社が用意された翻訳文章を流し込み作成、あるいは翻訳会社がウェブ制作を手掛け、発注者が運用を請け負うことが多いようです。
翻訳とホームページ制作がセットになっている、多言語ホームページ制作会社も増えて参りましたが、コストの面から言うとどちらも一長一短です。
もっともそのコストパフォーマンスも、期待利益が見えない中では許される範囲で行えるので、依然有用な方法ではあります。
しかし、アウトソースにする場合においては、依頼者には最低限の知識が必要です。
「翻訳のみなので、SEO対策が乏しいページになってしまった。」
「エンコードがShift_JISだった。(海外からは文字化けとなります)」
「制作サイドには英語が分からなかったので、翻訳テキストの不備に気がつかず更新してしまった。」
「海外メジャーサーチエンジンに登録するのに○十万の費用を請求された。」
これらは、これまで私たちが応対した中で実際にあった事例です。
何事も初期の頃には、様々な事象が発生することでしょう。
このような事例はいずれなくなる事でしょうが、少なくともある程度の知識は、依頼する側も必要なことを教えているようです。
言語やデザイン
業界・サイト内環境にもよりますが、弊社が関わる海外向けサイトでの訪問者の内訳は以下のようになっております。*2009年 任意の月間にて600,000アクセスを対象 閲覧者の使用言語を解析 端数は無視 種別:情報サイト
| 英語(英語圏) | 71% |
| 中国語(繁体・簡体) | 12% |
| 独語 | 4% |
| 仏語 | 3% |
| 韓国語 | 3% |
| 西語 | 2% |
| その他言語(20数ヶ国) | 5% |
対象サイトの例でいうと、ここ数年で中華件からのアクセスが例年平均170%の伸び、また韓国や東南アジアからのアクセスが目立ってきました。
*なお中国に関しては、検閲やその他当国のルールにより、数値の客観的な把握は難しいのが現状です。特にGoogleが撤退後、サーバー環境等による情報格差が取りざたされ、ウェブでビジネスを完結するまでにはまだ程遠いという印象です。ビジネスに関しては、現地に乗り込めない場合は、「アリババ」などを介しての取り引きが今は現実的なようです。
多国籍サイトは言語の違いこそ共通なので、問題は内容になります。
ローカライズは、正確なテキスト・コンテンツ、導線を意識すれば良いのではないでしょうか。
実際は国内サイトを作成する場合と、あまり大きくは変わらないのです。
では、海外ではどのようなウェブサイトが好まれるのでしょうか?
グローバリズムのさなかにおいて、このことはとても興味深い示唆を与えてくれそうです。
紛れも無く、ウェブサイトという媒体には、国ごとに慣性が働いてます。
文化やライフスタイルが違うと、デザインやテイストに違いが現れるのです。
では、何を考えの軸に据えればいいのでしょうか。
例えば、多くのグローバル企業のウェブサイトはどうでしょうか。
業界によって様々ですが、デザインは多くは大きく変わりません。
違いは情報量、もしくは打ち出し方に出ることもあります。
これは現地の回線速度を考慮したものとなる場合、新興国を相手にする以上、私たちはそれほど考慮すべきことだとは捉えておりません。
ブラウザや通信速度を心配するほど体力があるのは、大企業で且つグローバル企業くらいです。
新興国ではインフラの整備が、急速に進んでいます。
また大掛かりなサーバーシステムを構築する必要が無く、ターゲットとなる国が定まっていないのであれば、現地サーバーを借りる必要は御座いません。
一方で、グローバルなサイトにより、ウェブデザインの平準化が進んでいることは、注記にあたります。
デザインのボーダレス化として、グローバル化はデザインの領域にも及んでいます。
ここにおいて特定の慣性(感性)ではなく、情報のコーディネーションが世界共通となります。
コピーライティングやキャッチコピーでさえ、同言語であれば大きな違いは見受けられません。
最も重要なことは、元来のウェブサイトに求められる機能であり、世界共通のアイデンティティとなります。
それこそ、最も売れるメッセージと、それを補強するコンテンツを揃え、どんな工夫、施策が効果的なのかということを、数値で管理することです。
■海外向けWebサイト制作のポイント
現在における多くの海外向けウェブサイトは、英訳サイトもしくは多言語展開が主となっています。
特にインバウンドの場合は、英語圏をおさえた多言語ホームページの作成に加え、中国語、韓国語といったアジア圏を意識したものとなる傾向が強くなります。
年間訪日数などの推移を見ると、ある程度トレンドが定まってきていますので、実態が伴う限り使用言語を決めるべきでしょう。
また、文化的なサイトが多言語展開する場合は、欧米を意識した傾向が現れる気がします。
このように、展開するサービス、業界によって様々ですが、多くのこれらは翻訳の段階にあります。
私たちは、こういった初期市場においては、包括的に事案を扱うのではなく、ウェブサイトの成熟度や達成度に応じて、カテゴリー別に扱っております。
中小企業の海外への情報発信は国内同様、ある程度段階を設定し、俯瞰しながら適切な施策を行うことが有効です。
このあたりのお話は、次回にでもご用意いたします。
海外向けWebサイトから実際ビジネスへ向けて
インターネットをフルに活用して世界中に取引先を持ちたい
国際市場でトライしたい
自社の優秀な技術や製品を広く海外へPRしたい
海外の商品を自社の商品ラインに加えたい
世界に通用する技術を輸出したい
パートナー企業を探したい
自社の製品と組合わせて新しい商品を開発したい
しかし、当初段階において多言語のホームページで問題になるのは、実際のオペレーション(応対対応)や、マーケティング(集客方法・SEM含)などが障壁となります。
オペレーションに関しては、実績も無く数字も見えない状況で、専門のスタッフが雇えない場合などに多く見受けられます。
ECの方面では、実際のマネーフロー含め、環境が今一つ追いついていないという実情があります。
さらにウェブサイトの展開の後には、実際のマーケティングが必要となるケースがほとんどです。
まずは海外向けWebサイトを作って、からではあまり成功している事例を私たちは引き出せません。
若干ウェブサイトから話はズレますが、最後にいくつか余談ですが記載しておこうと思います。
各国には様々な商習慣・慣例があるかと思いますが、海外へ進出してくる企業の多くは、共通のルールを基に進出してきています。
すなわち、各国における様々なルール・慣例が、取引の妨げとなるゆえに、最低限の世界共通のルールが誕生し、流通経路の簡素化、直接取引が主流となってきています。これはグローバリズムの一側面です。
ここで、製品の場合は品質、価格、納期などの基本的要素が競争優位性を持っていれば、製品、開発力や販売力といったオリジナルの持つ力が重要となっています。
細かなことは割愛させて頂いておりますが、インバウンド・アウトバウンド問わず、ビジネスを成り立たせるのは、コトバ以外そう難しいことではないのです。
そして海外向けウェブサイトの多くは、これらコンタクトポイントのサポートとして機能するのです。
唯一、ポイントがあるとすれば、ウェブサイトのみで最初から完結しようとしないことです。
業界によっては国内や海外の見本市やトレードショウ、実際にコミュニケートし、ビジネスにつなげることがこれからも重要です。
これは、観光業をはじめとするインバウンドビジネスにおいても同様です。
ここまで想定した上で、海外向けウェブサイトの構築展開を考えても決して遅くはなく、むしろ確かな海外展開につながるはずです。
残るは「順番」、そして後は「スピード」となります。
私たちの目的は、グローバリズム×日本という構図において、市場のパイを大きくすることです。
微力ながら、御社の海外進出の成功を心より応援しています。
素敵なニュースが御社から生まれるよう願ってやみません。
いつか、御社と出会うことができる日が来ることを願っております。
















